Streptococcus salvarius K12
Streptococcus salvarius M18
口腔内で特殊な酵素、タンパク質を生産し続けるK12・M18
2003年米国ハーバード大学などで、口臭の発生源の主な舌背部での常在細菌のプロフィールが違うことが明らかになり、更に、ニュージーランドのオタゴ大学での研究から、健常者の約2%の人に「非常に口臭を引き起こしにくい」人が存在し、その常在細菌を調べると有害な悪玉菌の増殖を阻害することのできる口腔内にある善玉菌「ストレプトコッカス・サリバリウスK12・M18」を保有していることがわかりました。
その後の研究で、「ストレプトコッカス・サリバリウスK12・M18」菌が、有害な悪玉菌の増殖を抑えることのできる天然抗菌剤含有タンパク質(BLIS=Bacteriocin-like inhibitory substances)、サリバリシンAとサリバリシンBや、デキストラナーゼ酵素を産生していることが判明しました。
この善玉菌の移植により、悪玉菌である口腔内の嫌気性菌の発育を抑制し、口臭や虫歯、歯周病などに関係する悪玉菌の増殖を阻止できます。
現在、病院では口臭菌や歯周病菌に対して、抗生物質などを用いて菌を殺す治療を行っていますが、このような全ての菌を殺す治療により、口腔内で「菌交代症」を引き起こしてしまいます。
ストレプトコッカス・サリバリウスK12 ・M18を用いた悪玉菌除去
善玉菌「ストレプトコッカス・サリバリウスK12・M18」(以下、K12・M18と略す)の凍結乾燥菌を定期的にリンスさせることによって、口腔内で悪玉菌の多い舌背部、咽頭部、歯周ポケット内にK12・M18を移植し、長期間にわたり、口臭の減退や、虫歯菌や歯周病菌の増殖抑制を行い、口腔内の細菌叢を健全に保ちます。
K12・M18は本来人間の口の中にいる天然の善玉菌であり、世界最大の菌評価機関であるATCCにおいても、一番安全なグループであるとの評価を得ています。K12・M18を簡単に口腔内に移植する、安全でやさしい方法によって、誰もが口腔内の細菌を最適にし、歯肉の健康も手に入れることができるようになります。