臨床研究1
- 研究課題:
- プロバイオティクス「ストレプトコッカス・サリバリウスK12」による口臭改善効果
- 実験方法:
- 口臭が強い23名に対して、まず3日間殺菌剤クロルヘキシジンでうがいにより口腔内をきれいにリンスし、また歯ブラシなどによる口腔内を洗浄させた後に、被験者を2群にわけ、13名にK12菌の錠剤を与え、10名に何らの菌も含まないプラセボ錠剤を口の中でなめさせ摂取させた。
投与は口内の洗浄後、1~3日目まで1日に4錠、それ以後2週間目までは1日に2錠与えた。
1週間後、2週間後の被験者口臭の揮発性イオウ化合物(VSC)レベルを測定して評価した。 - 結果:
- 1週間後に揮発性イオウ化合物レベルで、VSCレベルの改善が当初の半分以下に減少が認められた被験者はプラセボ群で30%であったが、K12群は85%に達した。唾液中の細菌の種類の変化を調べると、K12群ではほぼ全員が細菌構成が改善へ変化した。また、K12群では口臭の揮発性イオウ化合物(VSC)レベルは、K12摂取前と比べると2週間目まで継続して減少を示した。
- BLIS社の内部資料:
- Burton, J.P., Chilcott, C.N., Moore, C.J., Speiser, G., Tagg, J.R. A preliminary study on the effect of probiotic Streptococcus salivarius K12 on oral malodour parameters. Journal of Applied Microbiology. 100:745-764 (2006).
摂取1週間後の口臭改善率
VSCによる口臭レベル(ppb)
※プラセボ群は7日目まで、K12群は14日目まで測定