お口の活きた善玉菌、正しい使い方のコツは?

うちの子の大切なお口ケア
ごはんにかけるだけの簡単ケア。
他ケアと併用するときはコツがあり。
そのコツとは何か?

動物病院でも活用されているお口の活きた善玉菌「K12、M18」。
健康維持の為に、菌の理想バランスを保つ事は有効です。

大切なワンちゃん、ネコちゃんの為に菌の特性を知りましょう。

飼い主様から多い質問は、
「他のケア商品と併用して良いの?」です。

それには「コツ」があります!

K12M18善玉菌を単体で与える場合はご飯と一緒に与えるだけですが
もし、現在使われるケアと併用をされる時だけは、
「水(人肌温度)で溶かして半日置くこと」をお勧めします。

善玉菌は唾液や水と触れて活動が始まり
健康維持に有効な成分をたくさん作ってくれます。

他ケアと併用する場合、
生きた菌が、他のケア成分に影響されて
活躍出来ない可能性を回避する為、水に溶いて菌に活動してもらいます。
 
半日置く理由
置きすぎると腐敗するので、24時間以内をお薦めします。
与える回数は1日1回でよいので、
ごはんを作るタイミングで、作る時、あげる時に分けて準備すれば
手間はさほどかかりません。

もちろん、他のケア商品と併用の必用がなければ、
フードにかけるだけの簡単ケアで大丈夫です。

人肌温度の水が良い理由
パウダーの時は仮眠状態ですので、冷たい水、熱い水で起こされると
菌はびっくりして、死ぬ割合が高くなります。
デリケートな微生物ですので、冷たすぎない温度で優しく起こしてあげましょう。

 

その他、よく頂く質問はこちら。

Q.与える量はあっている?
A.例えば8キロ未満のワンちゃん、ネコちゃんであれば付属スプーン1杯が目安です。
でも、それは維持する目安であり、正い認識は、善玉菌と悪玉菌の「数の戦い」であるのです。うちの子の状態に合わせて、使い始めの1週間は目安量の2~4倍を調整して与えましょう。最初は善玉菌の援軍を多めに送って菌バランスを整えています。

Q.フードにかける以外の使い方は?
A. 水に溶かしたものやパウダーを直接歯茎や歯間に塗り込むことでより早く効果を実感できます。
言わば歯磨き粉の代わりです。
家庭のホームケアにおいて、口内のぬめり(バイオフィルム)が取れやすくなることから歯みがきが楽になります。

M18菌のメリットは何なの?
前回、K12菌の話がありました。今回は、M18菌のメリットについてご紹介します。
動物医療業界で一番大きな医療団体、日本臨床獣医学フォーラムの
会長である石田卓夫先生のコメントを抜粋してご紹介しますと、、、

 

歯垢、バイオフィルム、舌苔を抑制することで口腔内の衛生を保ちます


※CAP2013年5月号

 

バイオフィルムとは、
食後のお皿のネバネバ・・水に漬けてもとれませんね。

あれがバイオフィルムなのです。

それをM18菌はバイオフィルムを抑制(溶かしてくくれる)ことなんですね。

歯磨きさせてくれる子は、

そのネバネバが取れやすく飼主さんが楽になるという感想をよく頂きます。

 

それでも、

口臭が無くならない場合。

上記のような正しい使い方や分量で与えていますか?
常温で直射日光の当たらない場所で正しい保管をしていますか?

正しく使っても口臭が変わらないケースは稀にあります。
これは「菌との相性」が原因です。
このケースでは他の菌など、違うアプローチを試してみてください。

継続して使って行くことが大切とは言え、不安になることはあります。
今回の記事で飼い主様の心配が解消されれば嬉しいです!